部下が自発的に動く秘訣は3タイプ別の接し方だった!

「本のご紹介」第24回目の投稿です。

株式会社トゥルーチームコンサルティング代表取締役の吉野創さん著の、「売上を2倍にする 指示なしで動くチームの作り方」をご紹介します。

こんな方にオススメ!
  • チームで仕事をしている方
  • チーム運営に悩んでいる方
  • 指示なしで動くチームを作りたい方
ミキ

指示なしでチームが動いたら、そんなに良いことはありませんよね!私もチームで仕事をすることが多いので、たいへん参考になりました。

100社以上の「自走式組織®」を生み出している、著者の吉野創さん

株式会社トゥルーチームコンサルティング 代表取締役
一般社団法人 自走式組織協会 代表理事

北九州大学法学部卒業後、ジーンズメーカーEDWINで営業に従事。その後、経営コンサルティングファームにおいて約300社の財務分析と管理会計の構築ノウハウを習得。マネジメント責任者、支社長などを歴任し、コンサルタントの育成にも携わる。動かない人に、さらに深く関わる合宿や研修を延べ5000人へ実施。社員が自発的に動く成長ノウハウを見出し、体系化。

2014年「株式会社トゥルーチームコンサルティング」を設立。指示なしでも社員が動く組織づくりは、経営者の組織と業績の悩みを同時解決する手法として公式認定され、「自走式組織®」として2018年に商標登録。100社以上の「自走式組織®」を生み出し、クライアントは3年で売上2.1倍、経常利益4.3倍、わずか1年で粗利益率7.9%改善や、離職率を0%にするなど多くの成功事例を持つ。

九州男児らしく人間味あふれる支援が強み。業績がアップするだけでなく、働く社員のやりがいと一体感のある理想の組織になったと多くの経営者から厚い信頼を受けている。

売上を2倍にする 指示なしで動くチームの作り方 | 吉野 創 |本 | 通販 | Amazon
ミキ

ご自身の経験や研修実績から生み出されたノウハウですから、現場に即していること間違いなしです。それで売上も上がるのですから、願ったり叶ったりですね!

本の中身を少しだけ、ご紹介

目次

第1章 部下はそもそも働かない
第2章 「お金が目的」の部下の掌握術
第3章 「時間が大事」な部下への寄り添い方
第4章 「キャリア志向」の部下は向上心を満たせ
第5章 部下から大切にされる上司になれ
第6章 できない部下がいても、理想のチームはできる

部下の「働く目的」を「お金」「時間」「キャリア」の3タイプに分ける

「働く目的」とは、「働くことで、その人が得たいもの」のこと。著者の5000人の会社員への研修経験から、この「働く目的」は大きく3つに分かれる。

  1. お金
  2. 時間
  3. キャリア

部下のことをよく知るためには、この3つのタイプに分けて見てみる。そして、その「働く目的の先に何を実現したいのか」を考え、本人にも話を聞いて理解していく。すると、部下を応援するポイントがズレない上司になり、部下との対話の質が高まる。

「自発→楽しい→価値→感謝→報酬」のステップがポイント

「指示なしで動くチーム」にするために大切なことは、日々の業務において社員がやる気になり「自発的」に取り組む状態にすること。さらにその状態が「継続」することが大切。

そのために必要なのが、「自発→楽しい→価値→感謝→報酬」の5ステップ

この5ステップが循環するように流れているか、確認していこう。

社員は、「自発」的に動いて「楽しい」と感じると、「価値」を提供するようになり、お客様からの「感謝」が得られる。その結果が「報酬」という形で社員に還る。するとまた「自発」的に行動をするようになる。これが循環していくことが大切。

それでも働かない2割の部下には時間を割かない

有名な「パレートの法則」から考えると、組織やチームなどの集団であれば、必然的に優秀なメンバーとそうでないメンバーに分かれ、どんな集団でも「2:6:2になる」という法則がある。

つまり、上司が時間をかけるのは優秀な2割の部下でいいのである。逆に働かない2割の部下には、個別の時間はかけない。

2割の優秀な部下に力を入れ、「人の変わる姿、行動する姿を見て気づかせる」戦略がオススメ。

部下への接し方を変えることでチームが変わる

まず、「部下はそもそも働かない」という前提から始まるところに、惹きつけられました。

「仕事なんだから当然働くでしょ」という考え方の枠を外すことができました。


私が特に印象に残ったのは、「働かない2割のできない部下には時間を割かない」という内容です。

これまでは、そこまで割り切ることができませんでしたが、たしかに、できない部下に時間を割くよりも、できる部下に時間を割いた方が、チーム全体の生産性は上がりますもんね。

そしてチームが変わっていく様子から影響を受けて、その社員も変わってくれることを期待する、というのはナルホドと思いました。


本書には、部下の「働く目的」を大切にして、そのタイプに沿って接し方を変えることでチームがプラスに回っていく、ということが、事例を交えて分かりやすく説明されています。

部下の立場で考えると、自分が大事にしていることを、上司も大切にしてくれたら、がんばろうという気持ちになりますね。

ミキ

最後までお読みくださり、ありがとうございました!
気になった方は、ぜひ読んでみてください。
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