「本のご紹介」第21回目の投稿です。
株式会社ゴーズ・オン代表取締役、フリーアナウンサーの宮本ゆみ子さん著の、「がんばらない敬語 相手をイラッとさせない話し方のコツ」をご紹介します。
- 敬語に自信のない方
- 相手に失礼のない言葉遣いをしたい方
- 尊敬や思いやりの気持ちが届く言葉で伝えられるようになりたい方
本書を読むと、敬語に対する意識やイメージが変わります。堅苦しく考えずに、敬語をリラックスして使えるようになれると思います!
もくじ
フリーアナウンサー&ライターとしてご活躍中、著者の宮本ゆみ子さん
株式会社ゴーズ・オン代表取締役、フリーアナウンサー
静岡県生まれ。大阪大学人間科学部卒業後、FM石川にアナウンサーとして入社。その後、FM静岡、FM群馬などを経て、2009年から大手人材育成・研修会社にて新入社員向け研修(ビジネスマナー・コミュニケーション)に携わる。
また書籍ライターとしても約30冊を上梓。現在、自らも週4本のレギュラー番組を担当するかたわら、登録アナウンサー200人を抱えるキャスティング事務所代表を務める。話し言葉・書き言葉のプロとして活躍中。
がんばらない敬語 相手をイラッとさせない話し方のコツ | 宮本ゆみ子 |本 | 通販 | Amazon
話し言葉&書き言葉のプロの方が書かれた敬語の本とは、説得力がありますね!さらに宮本さんは、「今さら聞けない仕事の超基本」という本も出版されています。なんと私の高校の先輩でもあります♪
本の中身を少しだけ、ご紹介
第1章 「敬語」は、がんばらなくていい
第2章 まずはこれだけ覚えよう 「ございます」「いらっしゃいます」
第3章 「敬語」でなくても“うやまう気持ち”を表す表現がある
第4章 使いすぎの敬語に注意
第5章 よく耳にする違和感ニホンゴの正体
第6章 もっと知りたい人のために~敬語の基礎
「上下関係」で敬語を考えることをやめてみる
現代においての敬語は、「上下関係」よりも相手との「距離感」を表すことの方が多い。
上下関係に関わらず、心理的な距離感が遠い人には敬語をはじめとした丁寧な表現を使い、距離感が近くなればなるほど敬語からは離れていく。自然とそんな使い分けをしている方も多いのでは。
だからここでは、「敬語=上下関係」という考え方をやめて、敬語を相手との「距離感」で考えてみる。
「距離感」とは、「自分を含めた身内」と「その外側の人」とイメージすると良い。
そして、「内」と「外」は、場面によって変わる。
一流ホテルにふさわしい敬語、駅の売店にふさわしい敬語
正しい敬語が常に「ふさわしい」言葉とは限らない。
駅の売店で急いでいるときに、一流ホテルのような丁寧な敬語で対応されたらどうだろうか。それよりも、手際よく最低限の丁寧語で接客された方が良いと感じる方が多いのでは。
時と場合に応じた使い分けができてこその、「正しい敬語」であり「正しいマナー」といえる。
ビジネスチャットに前置きは必要?
ビジネスチャットに、メールのような「お世話になっております。」などの前置きは必要か?
答えは、基本的には「NO」。
チャットは、スピードアップを求めて利用しているはずなので、端的に、シンプルに、わかりやすく。簡略化する際も、略しすぎには注意して、相手にきちんと伝わるように書くことが必要。
ただし、所属するチームやコミュニティに暗黙のルールがある場合もあるので、「郷に入れば郷に従え」で、そのルールに従った方がよい。
気を遣いすぎて、不自然な敬語になってしまっていませんか?
変な敬語になってしまうのは、相手に失礼のないように気を遣いすぎているから。
あなたも思い当たることはありませんか?
本書では、そんな読者に「敬語は、がんばらなくていい」と寄り添ってくれます。
敬語を使わなくても相手を敬う表現がたくさんある、ということを教えてくれます。
逆に、「適切なタイミングで敬語を崩すことで、相手をリラックスさせ、よい印象を与えられる」という内容も参考になりました。私は、なかなか敬語を崩せないのですが、上手に崩している人に親近感を覚えたことがあるのも事実なので、なるほど!と思いました。
それにしても、敬語が5種類になってたなんて、知りませんでした。文法を考えながら話すと余計に変になりそうなので、やはり敬語は使って覚えるに限りますね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
気になった方は、ぜひ読んでみてください。
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