「本のご紹介」第22回目の投稿です。
株式会社ニューフォース代表取締役の尾上昌人さん著の、「日本一わかりやすい!個人事業主・中小企業のための補助金獲得の教科書」をご紹介します。
- 補助金申請をする人
- 補助金について学びたい人
Amazonベストセラー1位に輝いたこともある、この分野で注目の一冊です。!会計やマーケティングの専門知識がなくても、ワークシートに取り組むだけで補助金申請のための事業計画書が作成できるようになっています。
もくじ
補助金獲得のカリスマコンサルタント、著者の尾上昌人さん
株式会社ニューフォース(経済産業省認定経営革新等支援機関)代表取締役。
IT コーディネータ、ウェブ解析士。1988 年(昭和 63 年)に経常利益日本一だった野村證券に入社。8 年間で通算 3,000 件以上の中小企業経営者の資産管理を担当する。1996 年に中小企業のIT 化支援を目的に株式会社ニューフォースを創業し現在に至る 。
2020年、コロナ禍で大きなダメージを受けた企業への国の補助金支援が本格化したことから経営革新等支援機関の認定を受けコロナ禍で毀損した企業に対して、補助金による資金調達と DX による事業効率化を同時に行う「IT 経営コンサルタント事業」に力を注いでいる。経済産業省系補助金での採択実績は 100 件以上。
日本一わかりやすい!個人事業主・中小企業のための補助金獲得の教科書 | 尾上 昌人 |本 | 通販 | Amazon
補助金の採択率は、一般的に40〜60%のようですが、尾上さんは、「返済不要の公的資金」合格率90%以上なのだそうです!数字がすごさを語っていますね。
本の中身を少しだけ、ご紹介
第1章 補助金は小さな会社のためにある
第2章 個人事業主・小規模事業者は持続化補助金をねらえ!
第3章 これだけは知っておこう! 補助金に関係するクラウドサービスと認定制度
第4章 補助金申請のための事業計画書づくり 3段階18のステップ
第5章 ほとんどの人が知らない? 採択率アップのテクニック
第6章 自分でできる! 補助金申請の実務
第7章 ここからがスタート! 採択から事業完了までの流れ
国民の7割が働く中小企業を応援する制度が補助金
補助金とは、経済産業省や地方自治体が取り扱っている補助制度で、産業育成や生産性向上などその制度の目的に沿っている事業計画などに対して交付される。
本書では、主に経済産業省が行う補助金を対象とする。その中で、ほとんど全ての事業所で申請可能な下記4つの補助金を取り上げる。
個人事業主、小規模事業者は小規模事業者持続化補助金をねらえ!
国は「小規模事業者」を手厚く保護する政策を取っている。
対象事業者は、以下の通り。
商業・サービス業(宿泊・娯楽行除く) | 常時使用する従業員の数 5人以下 |
宿泊・娯楽業 | 常時使用する従業員の数 20人以下 |
製造業その他 | 常時使用する従業員の数 20人以下 |
「小規模事業者持続化補助金」の補助対象経費項目は、例えば以下。
機械装置等、広告費、ウェブサイト関連費、展示会等出店費、旅費、開発費、資料購入費、雑役務費、借料、設備処分費、委託外注費、など。
ほとんどの人が知らない、採択のために最も大切な3つのポイント
- 事業が自社の強みを活かしていること
- 事業計画に実現可能な具体性があること
- 事業に明確な市場ニーズと市場規模があること
補助金のことを何も知らない人が、補助金申請できるようになる
補助金申請って、難しそう…と思っていたのですが、本書は図解が多く、文章が簡潔なので、補助金とは何か、が初心者にもよく分かりました。
そして、補助金申請のための事業計画作成の助けとなる、3段階18ステップのワークシートが付いているので、これに沿って自分の考えをまとめることができます。
さらに、補助金は採択されてからがスタートなので、その後の流れも丁寧に説明されています。注意事項も書いてあるので、安心です。
「おわりに」には、著者の尾上さんの想いがあふれていました。今回は、そこに書かれていたこちらの言葉で、締めくくりますね。
「補助金は小さな会社のためにある」
「現状を整えたいなら助成金、未来を変えたいなら補助金を使え」
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
気になった方は、ぜひ読んでみてください。
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