「本のご紹介」第15回目の投稿です。
NOZAWA グループホールディングス株式会社代表取締役、シリアルアントレプレナー(連続起業家)の野沢琢磨さん著の、「年商3億円稼ぐ高校中退社長の事業計画書のいらない起業法」をご紹介します。
- 学歴を問わず「稼ぎたい!」「成功したい!!」という方
- イチから起業を考えている方
- 既に起業していて、さらに事業を広げたいと考えている方
著者の野沢さんの暖かいお人柄が表れた文章で、読みやすいです。ご自身が実践して結果を出してきた数々のノウハウや考え方が、例え話や経験談を交えながら書かれているので、分かりやすく、説得力があります。
もくじ
次々と事業を立ち上げてこられた、著者の野沢琢磨さん
NOZAWA グループホールディングス株式会社代表取締役
シリアルアントレプレナー(連続起業家)1979 年生。新潟県柏崎市出身。高校中退後、さまざまなアルバイトを経験。21 歳で年収1000 万円を達成するも、若さゆえの失敗が重なり、1000 万円もの借金を抱えることになる。25 歳頃から少しずつ始めていた株、投資信託や先物取引などの投資がある程度成功を収め、資産が 1000 万円ほどになったが、その一方で、FX 系投資ファンドにて 500 万円以上の損失も経験。27 歳で海外移住サポートの仕事につく。32 歳で会社を退職し独立。
その後、中国上海での飲食事業などを皮切りに自分自身のビジネスを開始。思いついたら次々に事業を立ち上げる、いわゆる“シリアルアントレプレナー(連続起業家)”としての才能に目覚め快進撃が始まる。
起業から 3 年の現在、年商 3 億円を超え、3 社の会社の代表を務め、従業員数は 40 名以上。手がけている事業は、飲食店、小売業、ネットビジネスコンサルティング業、障害者福祉事業、商品開発企画製造業等。複数の事業を立ち上げグループ企業運営を行っている。
年商3億円稼ぐ高校中退社長の 事業計画書のいらない起業法 | 野沢琢磨 |本 | 通販 | Amazon
最近は自社ビルも購入。
起業からたった3年で、年商3億円を達成だなんて、驚くべき成長スピードではないでしょうか!
本の中身を少しだけ、ご紹介
第1章 起業に必要なのは事業計画ではなく、1円でも利益を出す行動だ
第2章 ペルソナ設定よりも成長市場を探せ
第3章 利益が出たら人を雇って経営者になれ
第4章 銀行の信用を作り、次のチャンスへの準備をせよ
第5章 事業を複数立ち上げ、会社を大きく育てよ
成功するために重要なのは、とにかく行動すること
お金を稼いで成功する(=売上を上げて利益を出す)ために、最も重要なものとはなにか?
それは、「お金を稼ぎ出すための行動」である。
起業の際は、情報収集やビジネスプランを考えることばかりに時間をかけてしまいがちだが、本来の目的を忘れてはいけない。
「何を売ったら今よりも売上を上げられるか。」
これを一番に考えなければいけない。
1円でも利益が出る用法を考えていく中で、利益を生み出すことを考える習慣をつけていくことが大切。
ゴールドラッシュでは金を掘りにくる人が必要としているものを売る
ゴールドラッシュとは、新しく金が発見された土地に、採掘者が殺到すること。
19世紀のアメリカ・カリフォルニアでのゴールドラッシュが有名。
ここで、いちばん儲かったのは、「リーバイ・ストラウス」だといわれている。あの有名な「リーバイス」の創始者である。
彼は、ゴールドラッシュで金を掘りに来た人たちに向けて、丈夫なキャンパス地のワークパンツを売り出した。これが大ヒットして、世界中に広がり、今や誰もが知るジーンズとなった。
その他にも似た例があり、成長市場でビジネスを展開することは、チャンスも多く、稼ぎやすいといえる。
人に仕事を任せるときは自分と同じレベルを求めてはいけない
人に仕事を任せるようになると、「うちの社員は仕事ができない」などという不満や社員への愚痴が出てくることがある。
しかしそれは、経営者の責任である。経営者は、会社の運営に責任を持ち、全てを判断できる立場だから。仕事ができないと思うなら、最初から仕事ができる人を雇用すればよいのだから。
ただ、高学歴の仕事ができる人を雇用しようと思うと、人件費が高くなる。だから、基本的には仕事ができない人だと思っていた方がよい。
そして、人に仕事を任せるときは、自分のできる仕事の半分できたらOK、と考える。人件費が自分の半分以下で済み、半分の仕事ができていれば、十分と考える。
自分と同じことを人に求めてはいけない。
社員の得意分野を見極め、その人の能力が生きる環境を与えるのも、経営者の仕事である。
人生を劇的に変えるのに必要なのは、行動と考え方を変えること
「人生を劇的に変えるのに必要なのは、行動を変えることと考え方を変えること。」
はじめに、に書かれているコチラの言葉、響きますね。
たしかに頭で考えているだけでは現実は何も変わらないなぁと、当たり前だけど忘れがちなことに、気付かされました。
そしてもうひとつ、本書の中で印象的だったのが「自分との約束」のお話。
野沢さんは、自分でやると決めたことをやることを、「自分との約束」と呼んでいるそうです。
「自分との約束」を守ると「できた!」という小さな自信がついて、その小さな自信を積み重ねると大きな自信になるというお話です。
自分自身を振り返ってみたときに、自分で決めたことをどれだけ実行できているだろうか。
ひとつでも、ふたつでも、コツコツと「自分との約束」を守っていこうと思いました。
やはり、成功されている方はやるべきことをキチっとやっている、そんな印象を受けた一冊でした。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
気になった方は、ぜひ読んでみてください。
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